ミュージックビデオ「バスの運転手」

制作事例

今回制作をしたミュージックビデオ「バスの運転手 / ユキ ヤストコ」。

Phat Field Creators Filmでは、制作統括・監督・脚本・撮影・編集、映像を作る上で「出演」以外の全てを担当させていただきました。

この楽曲「バスの運転手」は、元々、神戸を中心に活動される「おしなさん」というアーティストさんの楽曲なのだが、その「おしなさん」が数年前に「多系統萎縮症」という指定難病を患われ、現在、起き上がることも出来ず、コミュニケーションを取ることも困難な状態に。

そんな彼女の楽曲を、多くの人に届けたい、そhして「おしなさん」を勇気づけたいと、「おしなさん」にゆかりのある仲間達が集ってスタートした企画。

その中に、今回楽曲をカバーされた「ユキ ヤストコ」氏がおられ、当社へ制作のご相談がありました。

この「ユキ ヤストコ」氏は、ローラーダンス界のレジェンドで、本場アメリカから「ローラーダンス」を日本に持ち帰った第1人者でもあり、当社代表のストリートネーム「ENGIN#9」の名付け親(ゴッドファーザー)でもあります。

しかし今回の依頼内容は、様々な点でシビアな条件でした。

今回の企画は、企業案件ではなく、あくまでも個人企画、その為、バジェットに大きな制約が有り、これに伴って、人員的な制約や、時間的な制約がどうしても付随してきてしまいます。

短時間で完成させるためには「人手が必要」になり、人手が増えればバジェットが膨らむ。という、相反するのは当然のことです。しかし、監督としては、その限られた条件の中でも、可能な限りのクオリティー、パフォーマンスを追及するのは当然のこと。

その為、残すべき所と、妥協するべき所のギリギリをラインを模索。その結果、当社で担当した全てを代表がワンマンでオペレーションを行うという、通常では考えられないプロダクションを遂行しました。

脚本を立ち上げて撮影を迎えるまでに1ヶ月。メインの撮影を1日(実質半日)、前日に現場入りしてロケハン、撮影翌日の数時間で雑踏の収録を行い、神戸から愛知へ戻り、その夜から、仮編、カラコレ、本編集、最終仕上げという工程を2日で完了させました。

その為、本来追い求めたかったクオリティーは100%は望む事が出来ませんでしたが、「厳しい条件下」という点で見れば150%のパフォーマンスをたたき出せたのではないでしょうか。

今回のプロダクション。通常であれば、本撮影は最低3日、編集も約3週間ほど必要かと思います。

しかし、Phat Field Creators Filmの最大の強みは、ワンマンオペレーションが可能という点。

状況に応じて、協力会社さんとの連携を取り、プロダクションを組みますが、全ての案件において潤沢なバジェットがあるわけではありません。

当然、限られたバジェットでは「出来る事」と「出来ない事」が出てきます。

バジェットが乏しいからあきらめるのではなく、まずはご相談いただき、その中で「何が出来るのか」を考察する所から始めてみませんか。

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